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どぅどぅの手作りブログ

【ワンコイン文楽】国立文楽劇場で体験してきた!!

みなさまごきげんよう!Salut ! どぅどぅです。

国立文楽劇場の、ワンコイン文楽に参加してきました!

とっても楽しいレクチャーを受講したので、どんなだったか共有させていただきます!

ものすっごく貴重で最高の体験だったので、近畿のみなさまにはぜひ体験してほしい~!!

 

観劇した「恋女房染分手綱」「日高川入相花王」についてのブログはこちら☆

入場までの流れ

事前に応募フォームから予約をします。募集が年に2回しかなく、割とすぐに埋まってしまうので、日程の確認は必須です!

応募要件はこちら⇩

近畿在住、在学、在勤の15歳~35歳の方
または、近畿圏にある大学や専門学校に通っている学生

 

当日は会場に行って、身分証明書を提示してから、500円を支払えばOK!

豊竹希太夫のレクチャー

レクチャールームに入って、登場したのは豊竹希(とよたけのぞみ)太夫!

ひゃあ!かっこいいですね!

加治リョウジが好きだったから山寺宏一も大好きになり、ビルス様からジーニーからめいけんチーズまで好きになった筆者です。声で命を吹き込む太夫の方からレクチャーを受けられるなんてっ!わくわくでございます。

文楽の始まり・同時代史

豊竹希太夫のレクチャーは文楽の歴史から始まりました。お話してくださったことを簡潔にまとめていきたいと思います。

 

ときは350年前、5代将軍徳川綱吉が治め、元禄文化が花開く大阪。文楽は道頓堀の竹本座で生まれました。竹本座を開いたのは竹本義太夫。日本のシェイクスピアとも呼ばれる、近松門左衛門とコンビを組んで、ヒット作をバンバン飛ばしました。

文楽と似ているものとして西洋のオペラが挙げられますが、文楽とオペラの一番の違いは貴族向けか、庶民向けか、ということ。文楽は時代が安定していた江戸時代に、庶民のために生まれました。

 

竹本義太夫と同時代の芸術家として挙げられたのが、

・松尾芭蕉(俳人『奥の細道』)

・井原西鶴(作家『好色一代男』)

・尾形光琳(画家〈風神雷神図屛風〉)

・菱川師宣(画家〈見返り美人図〉)

・野々村仁清(陶工〈吉野山図茶壺〉)

・再建3回目の東大寺(今我々が見ている東大寺)

・後楽園(岡山県の日本三大名園)

元禄文化の、名だたるアーティストが勢ぞろいですね!本当に豊かな分化にあふれた時代の中で、文楽が生まれたことがわかります。

 

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三位一体の文楽

まずは人形遣い。3人で1体の人形を動かすので、「人間ができる動きは何でもできる」と言われています。なので今回の「日高川入相花王」の、清姫が荒流の中を泳ぎまくるシーンなんていうのも表現できちゃうのです!

次に、太夫について。太夫が語っているものは浄瑠璃と呼ばれます。声優的な役割ですが、アニメなどとは異なり、OP曲、ナレーション、セリフ、全てをひとりで語り分けます!

そして、三味線。三味線の種類には細棹、中棹、太棹の3種類があります。我々が普段見る、いわゆる三味線は細棹で、文楽で使われている三味線は太棹です。大きなホールで生音で演奏しなければならないため、太棹は細棹よりもかなり大きく太い音だそうです。

 

竹本義太夫がおっしゃっていたのは、最近は映像で文楽を見ることもできるけれど、なかなか文楽は平面になると魅力が減って退屈に見えると思います、と。人形、太夫、三味線の動き、肌に当たる雰囲気、劇場に行って全てを一緒に観るから味わえるものがある

人形、太夫、三味線と分業しているので、味わい方に初めは戸惑いがあると思うけれど、それぞれ自分で面白い、と思えるポイントを見つけてほしい、ともおっしゃっていました。

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節とことば・文楽の楽しみ

義経千本桜

次は太夫の「節と詞(ことば)」についてのお話です。

「節」とはメロディとリズムがあるところ、「詞」は歌わず話しているところです。節から詞になったり、詞から節に移ったり、場面の状況や登場人物の感情の起伏に合わせて変化していきます。また、姫や高貴な人ならゆったり、女中なら「マタッシャレマタッシャレ」というようにせかせかと言うなど、年齢や性別、階級に合わせて音色も変わっていきます

豊竹義太夫が「たとえばこんな感じです」と、義経千本桜の源九郎狐の台詞を一部語ってくれました。(ちょうど筆者が観に行ったところの、いちばん大好きな場面でして、わぁ!!)狐なので、言葉の途中に「コッ」という音が入ったり、「お~↑↓↑↓」とビブラートのような節があったり、とても特徴的な語りです。

そして、小さな会議室で聞く太夫の声量と迫力ったらとんでもありませんでした!空気がバチっと張り詰めて、空気の振動が肌の上をビリビリと走って行くあの感覚!それこそリアルでないと感じられない、貴重で唯一無二の体験でした☆

太夫体験!?

最後に、「みなさんで言ってみましょう」と『絵本太功記』の武智光秀(当時は権力者の名前を直で使うのはNGだったそうで、「あけち」ではなく「たけち」)が真柴久吉(羽柴秀吉)に「よくやった!!」と嬉しそうに言う場面の台詞を、参加者全員で行って見ました。
文字にすると「さすがのひさよし、よくいったり」ですが、話す感じは「さぁすがぁのひぃさぁよぅし、よぉくいっ、たぁーはーはーり」…という感じでしょうか...。笑いながらの台詞のため、「たぁーはーはー」と笑う感じが含まれ、そして光秀の大きな人物像を表すため、豪傑な感じで…

ちょっと一緒に言うだけかな?と思いきや、「もう一回やってみましょう」と6,7回やって、ほんとに練習の感じになり、そうなるとこっちも真剣に言うのですが、中々自分の声に迫力が出るわけでもなく、難しかったです。笑

レクチャー中に声を出すのも恥ずかしいかな…と思いきや、豊竹希太夫の声がデカすぎてみんな自分の声なんて気にならなかったようで(もちろん私も)、全員で楽しく練習に参加できました。

劇場へゴー・おわりに

ということでレクチャーも終わり、待ちに待った劇場へゴー!!

貰ったチケットを見ると…なんと!!

6列目!!そして床(太夫と三味線がいるところ)のすぐそば!!すごいすごい!

わくわくしながら始まるのを待ち、カンカーン、と拍子木が鳴って床がくるんと回って出てきたのは...あ!!豊竹希太夫ッ!!最高じゃーん!!

 

次回は「恋女房染分手綱」「日高川入相花王」を見た感想をお送りします!

ブロブの感想や、ワンコイン文楽に行った読者さまは、ぜひぜひコメントもお願いします☆

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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