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どぅどぅの手作りブログ

【あみぐるみの歴史】編み物の発生~「あみぐるみ」の誕生まで

みなさまこんにちは。doudouです!

すっかり浸透している「あみぐるみ」という言葉。いつから使われているものなのでしょうか?

今回のブログでは、歴史をさかのぼって、編み物の歴史からあみぐるみが誕生するまで、ざっくりとですが紹介していきます。

編み物の歴史

編み物の起源は紀元前3世紀ごろの古代エジプトにあるようです。これが4世紀ごろにヨーロッパに伝わり、11~14世紀に定着。ルネサンス期に非常な発達を見せました。

かぎ針編みの起源ははっきりとはしていませんが、18世紀にスコットランドの田舎で発展したとみられています。当時はこの編み方に名称はありませんでしたが、使用されていた道具(かぎ針)のかたちはほぼ完成されていました。

1820年にオランダの雑誌で始めて、「かぎ針(aiguille à crochet)」という名称が現れ、編み方も紹介されています。

日本の手編み

1680年長崎で、武士層への土産として、町人が輸入毛糸で手編み靴下を作り始めました(靴下は武士の戦装束に必要な高級品でした)。それから幕末の1820年、武士が貧しくなってきた頃、彼らの間にも内職として手編み靴下を編むことが流行します。

所蔵品紹介 -株式会社ナイガイ NAIGAI|靴下・ソックス・メンズアンダーウェア-

↑水戸光圀が履いた靴下が紹介されています。

 

明治時代に入ると、女学校で編み物の学科や専門学校も現れます。1917年ごろからは国産毛糸が増産で安くなり始め、編み物は一般的になりました。また1950年、江藤春代が編み図記号を統一したことで、編み物は生活に深く根付いていきました。

 

https://web.archive.org/web/20220807112702id_/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej/71/12/71_783/_pdf

北川ケイ「明治期~昭和期に活躍した江藤春代の編み物普及活動と日本における編み物の変遷」

「あみぐるみ」の誕生

1887年の『西洋毛糸編物教授法』には、あじさいや枇杷の編み方が載っています。毛糸で被服以外の小物を作るというアイデアは、あみぐるみの起源に近いと言えそうです。

dl.ndl.go.jp

1955年に初めて、『縫いぐるみと編みぐるみ』という、「編みぐるみ」の名を冠した本が現れました。このあと1970年まで「あみぐるみ」という用語は雄鶏社の出版物からしか見つからないため、「あみぐるみ」は雄鶏社が生んだ言葉なのかもしれません。1970年代になると、あみぐるみの作り方を紹介する本が急増します。その話題性や人気を感じられます。

 

「あみぐるみ」、世界へ

海外で「あみぐるみ」は21世紀まで良く知られていませんでした。2003年、Etsyというハンドメイドサイトで、「amigurumi」として販売され始めると、2006年にはヨーロッパ、アメリカで人気上位の商品のひとつになりました。

https://www.etsy.com/market/crochet_amigurumi

↑「Etsy」フランス版のサイトです。

現代のあみぐるみ

いかがでしたでしょうか。かなり駆け足でしたが、簡単に編み物とあみぐるみの歴史をたどってきました。

近年はあみぐるみを作る人がどんどん増え、技術も洗練されてきています。ミシン糸や刺繍糸で編むミニチュアあみぐるみや、リアルなあみぐるみ、一風変わった動物たちのあみぐるみ…。「推し」をあみぐるみにするなど、サブカルとの親和性が高いのも、あみぐるみの特徴ですね。

おわりに・まとめポスター

今回の記事をまとめたポスターを貼っておきます。

なんと筆者の手作り☆

ご自由に使っていただいて大丈夫ですが、「使います!」とコメントで一言いただけると筆者が喜びます(^o^)

 

今回もご覧いただきありがとうございました!

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