こんにちは。どぅどぅです。
今回は、筆者が大好きな町田康さんと地蔵さんのユニット、「町田地蔵尊」の冬のライブ、「冬のクズドミン」に参加してきました。覚えている限りになりますが、ライブの雰囲気や町田先生のおもしろMC、節を付けて歌ってくださった詩などについて、いちぶですがブログにしたためてみたいと思います。
町田先生、まぢかっこいい。
(ちなみに筆者の町田康さんファン歴は6年。サイン本の所有は12冊。生身の町田先生を拝見した経験は8回。言葉を交わしたのは4回。ライブは今回で3回目です。くひひ。思い出すたびにぞぐぐっと震えます。しかしまだまだ若手のファンでございます、精進しなきゃ!)
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※「町田康さん」と書いたり「町田先生」と書いたり表記がブレていますが、筆者の中には両方でお呼びしたい気持ちがありまして...。温かい目で見てくださると幸いです。
さらに、ブログの合間合間に筆者が特に大好きな町田康さんの作品をそっと挟んでいますので、気になるものがあればチェックしてみてくださいね。
ライブの感じ感
ライブは高円寺の「ジロキチ」というライブハウスが会場でした。筆者がジロキチに行くのは今回初めてです。この「ジロキチ」という言葉、町田先生のtwitterやインスタを見ていらっしゃる皆様はよく目にしていることと思います。筆者も、自分の中でほとんど架空の存在みたいになっていた「ジロキチ」に現実に足を踏み入れると思うと心臓がばくばくで...!
高円寺から徒歩5分くらいの、いい匂いのする、こじんまりしたライブハウスでした。30分前に入場したのにもうイスは埋まっていて立ち見状態!町田地蔵尊への帰依のこころがライブハウス中に漂っておりました。
そして19時半、町田康さんが袖から現れて...!
ふああああかっこいい。「汝、我が民に非ズ」のときのキラキラ衣装とはまた違って、すらっとした普段着姿でにこにこしながら先生が登場!
ジロキチに来るファンの方は古参の方々が多かったようで(筆者も見たことある方がちらほらいらっしゃった)、だから町田先生も「いつもの感じ」でリラックスしてお話されていました。町田康さんと会場全体の間で愛情が呼応し合って、ふわふわとした優しい雰囲気が醸される感じ。夢みたいに安心感のある、最高の空気感でした。
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その後地蔵さんも登場。サムイサムイと言いながら「町田地蔵尊」のオリジナル半袖Tシャツをお召しでした。かあわいい。
そして穏やかそうな地蔵さんの手から生まれるギターの音の、繊細さと力強さ!!アコギ1本で町田康さんの激しい歌声と対抗・調和する様子、それはそれは迫力満点で、めちゃめちゃかっこよかったです。
題目
大まかな内容は、
・むかしから歌っていらっしゃったという数曲
・「汝、我が民に非ズ」の曲
・「町田地蔵尊」の新曲
でした。
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そこで、セトリを全部ご紹介したかったのですが、すみません。わたくし首をがくがくさせながら夢中で聴いていたもので、メモなどつけておらず、町田先生が何を歌われていたのか、もはやうろ覚えでございます。ですので、とりわけ印象が強かった曲をピックアップして書いていこうと思います。
まず「人間の真実を表現しましたよ」とおっしゃって歌われたのが
・ながれ節
そして、「男の愛について書いた詩です。」と歌ってくださったのが
・あふれるよろこび
です。この2曲は「汝」のセカンドアルバム、「汝我が民に非ず」に入っています。両方名曲ですね。
それぞれの聴き方があると思いますので深くは追求しませんが、町田先生がMC中におっしゃるひょんな一言から曲の聴き方がすっと理解できたりします。一言主神社。その発見できた感じ、分かりあえた感じもライブならではの感覚かもしれません。はあ。至高の瞬間です。
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さらに、「皆さんこれはおなじみですね。一緒に歌いましょう」と言って歌ってくださったのが
・白線の内側に下がってお祈りください
・踊り狂う君ダウン花を抱き儲けなしでターン
です。
「白線の内側に下がってお祈りください」は「汝」のファーストアルバム、「つらい思いを抱きしめて」にあります。
そして「踊り狂う君ダウン花を抱き儲けなしでターン」はセカンドアルバム「もはや慈悲なし」に入っています。これは中原中也の詩がところどころ引用されていたりして。もう。本当に。こころがゆすぶられる曲でございます。
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個人的な思いですが、「皆さん知ってますよねー」という町田先生のことばに乗って、ほんとに全部歌えた(小声でしたが笑)自分がちょっと嬉しかったりして。やっぱりライブの直接出向いて、インタラクティブ(相互作用)を感じるって、もうめちゃくちゃに幸せハッピイなことですね。
MC中も歌唱中も、お互いが空間を共有しているライブだと、観客の拍手とか笑い、表情によって舞台上の方もにこにこ楽しくなって声のトーンが高くなったりします。お互いにどんどん楽しくなって熱狂して、分かりあえるような素敵な感覚は、やっぱりライブならでは。
オンラインのツールもちろんとっても便利ですし、筆者も町田先生のアーティストスポークンなどがなければ生きていけませんが、やはりライブに勝るものはない。と。思ってしまいました。
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さらに、「町田地蔵尊」の新曲も何曲か歌ってくださいました。個人的な話ですが筆者がいっちばん好きな曲は、「枚方節」です。これは枚方市の名物、菊人形のお祭りにちなんだ曲だそうですね。ちょっと意識して聞くと、感じが全然変わってきて面白いですね。
ちなみに筆者がこの曲を大好きなのは、筆者が幼いころ菊人形祭りに行ったことがあるというのと、枚方市のお隣の吹田市に住むからです(笑)もちろん歌詞も大好きです!コミカルな中に男の哀愁も漂うような…町田康さんの素敵なとこ祭り、みたいな歌詞と節なのです。
おわりに(次はいつ行けるかなあ)
あーーーっもっともっと、MCや歌ってくださった曲について語りたかったのですが...。長大になりそうなので、今回は以上でおしまいです。もうもう、このライブは本当に素晴らしい甘美な時間でした。
町田康さん大好き!!
もしも「ライブ行きたいけれどちょっとコワイ...」と逡巡している方いらっしゃったら、もう、思い切って行くことをおすすめいたします。ファン層は落ち着いたかっこいい大人の方々がほとんどなので、若者や初心者が1人で突撃しようが何だろうが、心地よい無関心というか「色んな人が来てあたり前だよねー」という、なんというか成熟した雰囲気です。なのでぜんぜん怖くありません。
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筆者の個人的な話になりますが。筆者は今年度までは何かと東京に遊びに行けていたので今回参加できたのですが、今年度からはがっつり大阪でお仕事なんです。だから東京でのライブやサイン会は参加しづらくなるなぁ〜とちょっぴり寂しいこの頃で。それでブログに感想・感動を込めて残しておこう、と書きしたためた次第です。
ですので今後、町田康さんのライブに行ったよー!素敵だったよー!という感想をお持ちのかたいらっしゃったらぜひぜひコメントいただけますと幸いです。筆者はそのコメントで生きていきます。
よろしくお願いいたします…!!!!
最後に、ヒソヒソ話です。
町田康さんの本やCDを新品で購入すると、町田康さんのお宅の保護にゃんこ、そして保護わんこたちの支援にも、少しずつだとは思いますが繋がってくると思うです。町田先生のお腹に猫を乗せて、町田先生に「うぅ苦しい...」とうなってほしいと思うのは私だけではないはず。笑
なので、なるべく本は中古ではなく新品を購入すればいいんじゃないかなあと思う筆者です♡